社内コミュニケーションはなぜ大事? コミュニケーション活性化の施策例やコツを紹介
社内コミュニケーションは、組織の活性化や企業文化の醸成に欠かせないものです。社内コミュニケーションを活性化するため、さまざまな施策を導入したものの、いまいち効果が得られず困っている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、社内コミュニケーションの重要性や取り組みのメリットをおさらいした上で、具体的な施策や成功事例、課題解決のポイントを紹介します。
自社の社内コミュニケーションを見直したい、社内コミュニケーションを高めるアイデアを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
社内コミュニケーションとは
社内コミュニケーションとは、社内で社員同士が日常的に行う会話や、情報共有のことを指します。コミュニケーションの方法には、対面での会話だけでなく、オンラインツールを用いたやり取りも含みます。働き方が多様化する流れで、社内コミュニケーションの手法や在り方にも変化が起きています。
社内コミュニケーションの重要性
ビジネスの推進には、コミュニケーションが不可欠です。情報共有や業務改善、若手社員の育成などビジネスシーンの大半は、複数の社員が関わる活動です。そのため、社員同士のコミュニケーションが良好であるほど業務は円滑に進みやすく、生産性や利益にプラスの影響を与えていきます。
また、コミュニケーションは信頼関係構築の第一歩です。社員同士のタテ・ヨコ・ナナメの信頼関係が構築できれば、一人では成しえないアイデア創出などが実現できる可能性も高まります。
社内コミュニケーション活性化させるメリット
社内コミュニケーションと関係性の深い指標を整理しました。社内コミュニケーションの活性化によって、大きく以下の3つ指標の改善効果が期待できます。
- 離職率 ・ 定着率
- 業務効率 ・ 生産性
- 社員満足度
それぞれ、詳しくみていきましょう。
離職率 ・ 定着率の改善
1つ目は離職率 ・ 定着率の改善です。マイナビ転職が全国の20~35歳の会社員(正社員)を対象に行った 「仕事を辞めたい理由」 についてのインターネット調査によると、 「職場の人間関係」 は、給与への不満に次いで2番目に多い転職動機となっています。
良い人間関係は、社員の高い定着率を実現するための必須要素です。社内のコミュニケーションを活性化し、お互いの理解を深め、居心地の良い職場環境を作っていくことで、離職率 ・ 定着率の改善が期待できます。
業務効率 ・ 生産性の向上
2つ目の改善指標は業務効率 ・ 生産性です。コミュニケーションが活発になると、周りの社員の状況や業務を理解しやすくなります。
またコミュニケーションが活性化し社員同士の関係性が深くなると、相手のことを理解している分だけ、 「簡略化したやり取りでも、情報伝達の齟齬が起こりづらい」 といった状態に近づきます。
普段のコミュニケーション以外でも、何か困ったことがあった際も声を上げやすくなり社員同士の助け合いもスムーズに行われていくと考えられ、業務効率の向上が期待できます。
またコミュニケーション不全による 「意見を言いづらい」 「柔軟な発想がしづらい」 などの課題を解消していくことで、新しいアイデアや改善提案も生まれやすくなり、更なる生産性向上も目指していくことができます。
社員満足度の向上
3つ目の指標は社員満足度です。前述のように、コミュニケーション活性化により、人間関係が良好で離職率が低くかつ業務の生産性の高い状態をつくることが、総合的な社員満足度の向上につながります。
社員満足度が向上すると、外部からの企業評価も高まります。企業評価が高まればより優秀な人材を獲得しやすくなり、企業の更なる成長への好循環が生まれていきます。
社内コミュニケーション不足するとどうなる?
社内コミュニケーションが不足すると、社員同士の意識を統一できなかったり、各部門や部署横断の連携ができなくなったり、さまざまな悪影響を及ぼします。ここでは、社内コミュニケーションが不足するとどうなるのか解説します。
目指す方向性の認識統一ができない
社内コミュニケーションが不足すると、社員の目指すべき方向性の認識がずれてしまい、全社の統一が難しくなります。会社の目指す方向性を企業理念やミッションなどで言語化していたとしても、その言葉の解釈が個々で異なれば認識の統一は難しいでしょう。
たとえば、 「スピード感のある事業展開」 をモットーに掲げていた場合、 「ときには上長の許可を得ずにスピードを意識して主体的に判断する」 のが正しい行いなのか、 「スピード感を重要視しながらも、直属の上長許可は必ずあおいで確実に進める」 ことを良しとするのかは、社内コミュニケーションの中ですり合わせが必要です。
スピード感ある情報共有ができない
社内コミュニケーションが不足すると、社内の情報共有スピードが落ちてしまいます。 HR 総研が実施した調査を見ると、 「社内コミュニケーション不全は、迅速な情報共有の障害になる」 と回答した企業は非常に多く、特に1001名以上の大企業の85%が 「迅速な情報共有」 を課題視しています。
当該調査では、約9割以上が社内コミュニケーション不足が業務の障害になると答えており、社内コミュニケーションそのものの重要性が理解できます。
※参考
『HR総研 : 社内コミュニケーションに関するアンケート 結果報告 2023年3月30日公開』
部門 ・ 事業所間の連携ができない
社内コミュニケーションが不足すると、部門や事業所、複数拠点の横の連携や、部門内や事業所内の縦の連携もできなくなる点が課題です。もし全国・多拠点で社内コミュニケーションができていれば、自拠点で解決できない困りごとを、他拠点の社員にフォローしてもらいやすくなります。自分の部門で得たノウハウを、後工程を担当する別部門に共有すれば、全社の業務効率化につながることもあるでしょう。
部門や事業所間での連携を密に取るためには、社内コミュニケーションが欠かせないのです。
社員のモチベーションやエンゲージメントが維持できない
社内コミュニケーション不足は、社員のモチベーションやエンゲージメント、帰属意識などを低下させる要因にもなります。仮に、社内コミュニケーションが業務に関する必要最小限の報連相のみとなり、誰一人としてプライベートの話をしない、称賛もフィードバックもせず相手に関心を持たなくなったらどうでしょうか。社内コミュニケーションの希薄した社内は殺伐とし、隣に座っている社員の人となりや得意 ・ 不得意な業務、プライベートの様子など一切分からないため会話も発生せず、関係性構築が難しいでしょう。
仕事に適度な雑談は大切と考える方が少なくないように、社内コミュニケーションは社員同士の関係性を構築する上で重要です。働く際のモチベーションやエンゲージメントを高めるには、社員同士のコミュニケーションは必要不可欠といえます。
チームビルディングが弱くなる
社内コミュニケーションが希薄になると、チームビルディングを高めることが難しくなります。仕事上でのチームビルディングとは、社員ごとの能力を引き出し、活かしあい、一人では成し得ない大きな目標を達成するための力です。チームビルディングを強くするには、互いを知り、認め合い、伸ばしあう風土を作らなくてはなりません。相手を深く理解し、高め合うには、やはり社内コミュニケーションが欠かせません。
このように、社内コミュニケーションはさまざまな要素に影響を与える、非常に重要視すべき取り組みなのです。
社内コミュニケーション活性化の施策例
社内コミュニケーションを活性化するためにはどういった方法が考えられるでしょうか。ここでは多くの企業で導入されている社内コミュニケーション活性化の方法を紹介します。
フリーアドレス
1つ目の活性化方法は、フリーアドレスの導入です。フリーアドレスとは、オフィスに専用座席を用意せず、日ごとに好きな座席を選んで仕事を行うスタイルのことです。
オフィスでは座席が近い社員とのコミュニケーションが多くなるため、座席が固定されると、必然的に多く会話をする社員も固定されていくことになります。フリーアドレスを導入すれば、近くの席に座る社員も日々異なるため、自然とコミュニケーションをとる人の範囲が広がります。
ただしフリーアドレスはあくまでも 「オフィスでのコミュニケーション活性化」 のための方法です。現在は働き方改革や新型コロナウイルスへの対策など様々な目的でテレワークを導入する企業も増えてきており、フリーアドレス導入による社内コミュニケーション活性化の効果は限定的になってきています。
社内研修や勉強会
2つ目の活性化方法は、社内研修や勉強会の実施です。業務に関する知識修得に加え、コミュニケーションの活性化も期待して、集団研修を取り入れるケースなどがこれに当たります。この場合、講師が一方的に話をする座学形式の研修ではなく、グループワークを取り入れるなどして社員間の交流が生まれやすくなる工夫をすると効果的です。
また書籍購入の補助のように、勉強会や輪読会を促進するような制度を設ける企業も増えてきています。
社内イベント
3つ目は、社内イベントの開催です。具体的なイベントの例としては、社内スポーツ大会などの短期レクリエーションや部活動制度の導入、タテ ・ ヨコ ・ ナナメの人間関係を混ぜたランチ会開催などが挙げられます。また忘年会やプロジェクトの達成会なども広義の社内イベントだと考えることができます。
これらの社内イベント開催のメリットは、普段はあまり会話をしない社員同士でも自然に会話をする機会が提供されることです。職場では見られない意外な一面を知ることで、社員同士の距離を縮めることに役立ちます。
一方で社内イベントのデメリットとして、社内イベントの中でも特に全社員が参加するような規模の大きいイベントは、主催者に大きな負荷がかかることが挙げられます。
また2020年ごろは新型コロナウイルスへの感染拡大防止のため、イベントの開催は慎重な判断が求められていました。その後、コロナ収束に向かうにつれて、Web 上で可能なイベントから再びリアルイベントへの回帰が顕著になってきています。
社内掲示板・社内 SNS
4つ目は、オンラインの社内掲示板や社内 SNS の活用です。社員のみが利用できるオンライン掲示板や SNS を導入し、業務に関するお知らせはもちろん、部活動やイベントに関する報告といった業務外のライトな情報も発信していくことで、社員の交流を深めることが可能です。
オンラインの社内掲示板や社内 SNS であれば、インターネット回線に接続できれば自宅やスマートフォンからもアクセス可能ですので、テレワーク時のコミュニケーションにも効果的です。
ツールの利用料こそ必要ですが、比較的導入ハードルが低いことも魅力です。
社内掲示板・ポータルの導入をご検討の場合は是非 「rakumo ボード」 をご検討ください。
社内報
5つ目は、社内報の刊行です。風土づくりやコミュニケーションの活性化などを目的に社内報を刊行する企業も多いのではないでしょうか。
ただし社内報は、ただ刊行するだけでは相互のコミュニケーションにならないことに注意が必要です。目新しい情報がなく惰性で刊行され続けているような社内報では読まれることなく放置されてしまい、社員間の話題になることがありません。
普段の仕事の中では知ることが難しい社内情報を掲載し、また社員アンケートをもとに企画内容を改善するなど、読まれる社内報にするための努力も必要になります。
また社内報に関しても、テレワーク環境へ適応するため、オンラインの社内掲示板や社内 SNS 上で公開するといった 「Web 版」 への移行も進んでいるようです。
リフレッシュ・ミーティングスペース
次にご紹介する施策は、リフレッシュスペースやミーティングスペースを新設することです。リフレッシュスペースとは、その名の通り社員がリラックスしてくつろげるエリアで、お茶を飲みながら社員同士で雑談ができます。
みんなが自然と来たくなるスペースを作れば、他部署の人との会話のきっかけになったり、会話はしなくても顔は知っている状態を作り出せたりします。顔さえ知っていれば、その後仕事が一緒になった際に 「いつもリフレッシュスペースで会ってましたよね」 と、声掛けできるかもしれません。
同じく、人が集まりやすい専用スペースとしてミーティングスペースを設置すれば、 「リモートワークではなくて、あえて会社のミーティングスペースを使いにいこう」 と、社員同士が顔を合わせてコミュニケーションする機会づくりを後押しします。
サークル・部活動
サークルや部活動も、社内コミュニケーションを活性化させる代表的な施策です。球技やダンス、ランニングや筋トレなどスポーツ関係の部活動や、オンライン上で社員が集まり話す雑談部や、推し活(自分のイチオシのアイドルやキャラクター、好きなこと等を応援する活動)を一緒に行うサークル、社内ラジオを運営するサークルなど、さまざまな切り口で活動が可能です。
社員が縦・横・斜めにコミュニケーションがとれるよう、ユニークなテーマでサークルや部活動を立ち上げてみてはいかがでしょうか。
社員食堂・カフェスペース
社員食堂やカフェスペース、またはバースペースも社内コミュニケーション施策としておすすめです。社員食堂を設ければ、毎日の食事の場でコミュニケーションの機会が生まれます。
また、専用のコーヒーマシンを導入したカフェスペースや、時間を限定してアルコールが飲めるバースペースを設置すれば、特別感が生まれて、コーヒー好き・お酒好きの社員を集めることができるでしょう。
社内コミュニケーションの成功事例
実際に社内コミュニケーション活性化の取り組みに成功されている企業の事例を2つ紹介します。
アカツキ
1社目はモバイルゲーム事業などを展開される株式会社アカツキ(以下、アカツキ)の事例です。アカツキは、 Great Place to Work(R) Institute Japan が実施する 「日本における働きがいのある会社」 ランキングに複数年連続で選出されたことがあり、福利厚生や社内コミュニケーションにも力を入れる企業として有名です。
アカツキで実施されている制度の中に 「役員ランチ」 というものがあります。 「役員ランチ」 では、メンバーは誰でも月に1回、費用は会社負担で、役員を直々に指名してランチを設定する事ができるそうです。役員と直接意見交換するという、日々の業務の中だけでは難しいコミュニケーションへの有効な支援策といえそうです。
マクロミル
また、社内報や社内掲示板の活用事例として、マーケティングリサーチ企業の株式会社マクロミル(以下、マクロミル)を紹介します。
マクロミルは、ウィズワークス株式会社が主催する社内報アワード2022の社内報部門(紙)で、優れた企画に授与されるゴールド賞とグランプリ賞を受賞しています。過去にも、一般社団法人 経団連事業サービス 社内広報センターが主催する2016年度 経団連推薦社内報審査のイントラネット(Web)社内報部門において 「特別賞」 の受賞や、株式会社ヴォーカーズ(現オープンワーク株式会社)が発表した調査レポート 「2017年 働き方改革成功企業ランキング」 において第2位に選出されたことがあり、働き方改革を進める中でも活発な社内コミュニケーションに成功している企業です。
マクロミルでは、イントラネット 「NOW」 をリアルタイムな社内メディアとして毎日更新。希望する産休・育休中の社員には iPad を無償支給し、 「NOW」 を常時閲覧できるようにすることで、妊娠~産休 ・ 育休中でも社内の動きを知ることができるようにしているそうです。
また紙の社内報 「ミルコミ」 を3ヶ月に1回発行し、国内だけでなく海外の拠点にも届けているそうです。部署間のコミュニケーション、海外支社とのコミュニケーション、社員と経営陣とのコミュニケーションなど、社内の様々なコミュニケーション問題の解決のための社内報作りが実践されています。
社内コミュニケーションのよくある課題と解決策
社内コミュニケーションを活性化させるために、よくある課題と解決策を確認しておきましょう。ここでは、 「成果が分かりづらい」 「社員が参加してくれない」 という、よくある2つの課題を取り上げます。
成果が分かりづらい
社内コミュニケーションのために施策を取り入れても、いまいち成果が分かりづらいのは、よくある課題です。解決策としては、エンゲージメントサーベイなどで定期的に確認をする、数値化できるものは数値で定点確認をするのが有効です。また、社内報や企業ブログの PV 数の推移、メールの開封率を確認する方法もあります。
社員が参加してくれない
「コミュニケーションをとろう」 と声掛けしても、いまいち社員が乗り気になってくれないのも、よくある課題といえます。いきなり 「社内 SNS で1日何件発信をしよう」 と掲げても、社員の負担になり逆効果でしょう。
解決策としては、社内コミュニケーションの担当者を決めて、その担当者を中心に徐々に盛り上げていくのはいかがでしょうか。その他にも、アンケートをとりつつ、社員の関心度が高い施策から優先的に進めていくのもよいでしょう。
テレワークと社内コミュニケーションの関係性
新型コロナウイルスがきっかけで、テレワークを導入した企業が増加しましたが、テレワークは社内コミュニケーションにどのような影響を与えているのでしょうか。 HR 総研の調査によると、対面のほうが社内コミュニケーションをとりやすいと回答した企業割合が全体の約6割となっており、特に中小企業では、圧倒的に対面が良いと回答する数が多いようです。
とはいえ、テレワーク中にオンラインコミュニケーションの全てが非効率的なわけではなく、単なる情報伝達やフォーマルな会合は、オンライン実施でも問題なく、むしろ手軽にコミュニケーションがとれて良いそうです。
社内コミュニケーションの取り組みのポイント
これまで社内コミュニケーション活性化の方法や、取り組み事例を見てきました。それらを踏まえ、実際にコミュニケーション活性化に取り組んでいくうえでのポイントを説明します。
目的を明確にする
1つ目のポイントは、目的を明確にすることです。
一口に社内コミュニケーションの活性化といっても、
- 普段、関わりの薄い社員同士のコミュニケーション
- 部署内のコミュニケーション
- 部署間のコミュニケーション
- 上司部下のコミュニケーション
- 役員、経営陣とのコミュニケーション
など、様々なコミュニケーションが存在します。
どういったコミュニケーションの活性化を狙うのかが曖昧な状態では、施策を打っても意図しない結果が生じる可能性があります。まずは、活性化させたいコミュニケーションがどういったものなのか、目的を明確にしておくことが重要です。
全員が主体的に参加できる仕組みをつくる
2つ目のポイントは、対象者が主体的に参加できる仕組みを構築することです。社内運動会のような単発のイベントであっても、社内掲示板のような継続的なツールの利用であっても、主催する側や役員が中心となってしまわないように注意しましょう。
双方向のコミュニケーションとなるよう、参加者が積極的にイベントに取り組んだり情報発信したりしやすいような仕掛けを作っていくことを意識しましょう。
まずは取り掛かりやすい手軽な施策から始める
3つ目は、取り掛かりやすい手軽な施策から始めることです。社内イベントや社内報などは、準備に手間がかかります。また取り組み前の段階では実施コストがどの程度になるかも予想しづらく、 「一度はやってみたものの、継続した取り組みにすることは困難だった」 といった結果にもなりかねません。まずは主催者、参加者ともに負担が少ない方法から試していくことが大切です。
社内コミュニケーション活性化におすすめのツール
前述のとおり、社内イベントや社内報のように実施コストが大きい施策よりも、まずは手軽な施策から実施していくことがオススメです。
社内掲示板や社内 SNS などのツールは、導入にかかる手間も比較的少なく、取り組みやすい方法といえるでしょう。
あるいは書籍購入や勉強会への補助制度を設け、社員の自主的なコミュニケーションに任せるといった判断も考えられます。この場合も継続的な開催を支援するために、開催告知や活動レポートがしやすいよう、社内掲示板や社内 SNS などの環境を整えることを同時に検討できると良いでしょう。
rakumo の社内掲示板
社内掲示板や社内 SNS には様々なツールが存在しますが、どういった基準で導入ツールを選定すべきでしょうか。
多くの企業で、社内掲示板や社内 SNS 以外にも、様々なツールが利用されています。またちょっとした連絡であればツール内で実施できてしまうような機能を備えたツールも多いため、ツールが分散してしまうと 「どこで連絡した内容か分かりづらくなる」 といった課題も発生しやすくなってしまいます。
こうした課題を考慮すると、スタンドアロンな掲示板ツールよりもグループウェアを導入するほうが効果的な場合が多いのではないでしょうか。
例えば、代表的なグループウェアの1つである Google Workspace の拡張ツール 「rakumo」 には、 「rakumo ボード」 という情報ダッシュボードアプリが存在します。直感的でわかりやすいインターフェースの 「rakumo ボード」 であれば、社内掲示板や社内情報ポータルとしてすぐに使いこなしていけることでしょう。
もちろんグループウェアの特性を活かし、 rakumo カレンダーに登録する予定をボードにも投稿し情報の伝達漏れを防ぐといった使い方も可能です。ツールの利用料こそ必要ですが、比較的導入ハードルが低いことも魅力です。
社内コミュニケーションを活性化し、働きやすい環境と企業の成長を
活発な社内コミュニケーションは、社員が働きやすい環境を作り、企業の成長を促進していきます。まずは手軽に始められる持続可能な施策から、社内コミュニケーションの活性化を目指していきましょう。