Gemini
公開 2026.01.14

Gemini 3 Pro を使いこなす! ビジネスシーンにおける活用ガイド

2025年11月、 Google の生成AI Gemini 3 Pro が提供開始されました。

これまでのモデルと何が違うのか? 誰が使えるのか?
そして、どうやって業務に導入すればいいのか?

この記事では Gemini のアップデート情報と、現場での定着に向けたヒントを紹介します。

Gemini シリーズの第3世代 Gemini 3 とは?

Google の Gemini 3 は、2025年11月18日にリリースされたAIモデルです。 Gemini シリーズの第3世代として、前のバージョン ( Gemini 1 のマルチモーダル処理と Gemini 2 の推論・ツール使用) を統合し、 「最もインテリジェントなモデル」 として位置づけられています。

ユーザーのアイデアを現実化するための高度な機能が利用可能で、複雑な問題解決やクリエイティブなタスクに特化しています。

どんなユーザーが Gemini 3 を使える?

Gemini 3 は幅広いユーザーがアクセス可能ですが、機能や利用制限はプランによって異なります。
詳細は下記の表をご参照ください。

カテゴリ プラン /
エディション
使える主なモデル 3 Pro の1日の目安利用回数(プロンプト) Deep Research
個人・無料 無料(Googleアカウント) Gemini 2.5 Flash がメイン
Gemini 3 Pro も利用可能(一部制限付き)
基本アクセス
需要により日々変動
高速モデルを使用して 1 か月あたり最大 5 件のレポートを作成
個人有料 Google AI Pro Gemini 3 Prom 最大100回 思考モードを使用して 1 日あたり最大 20 件のレポートを作成
個人最上位 Google AI Ultra Gemini 3 Pro 最大500回 思考モードを使用して 1 日あたり最大 200 件のレポートを作成
ビジネス小規模 Business Starter Gemini 3 Pro 基本アクセス
需要により日々変動
高速モデルを使用して 1 か月あたり最大 5 件のレポートを作成
ビジネス標準〜上位 Business Plus
Business Standard
Enterprise Plus
Enterprise Standard
Gemini 3 Pro 最大100回 思考モードを使用して 1 日あたり最大 20 件のレポートを作成
エンタープライズ最上位 Google AI Ultra for Business あり Gemini 3 Pro 最大500回 思考モードを使用して 1 日あたり最大 200 件のレポートを作成

※2025年12月現在。情報は今後変更される場合があります。

最新の情報はこちらでご確認ください
企業向け個人向け

Gemini 3 を使うには

Gemini 3 を使うには下記の手順を参考にしてください。

  1. Gemini を開きます。
  2. 右下のプルダウンで 「思考モード(3 Pro 搭載)」 を選択し、プロンプトを入力して送信します。

Gemini 3 は何がすごい?

Gemini 3 は、 Gemini 1 のマルチモーダル基礎と Gemini 2 の推論 ・ ツール使用を統合 ・ 強化した第3世代の AI です。ここでは、 Gemini 3 の主な特長を紹介します。

※ テキスト ・ 画像 ・ 音声 ・ 動画・コードなど、複数の種類のデータを同時に理解して処理できる AI のこと

【Gemini 3 特長その1】 高い 「推論力」 と 「Deep Think」

Gemini 3 は、複雑なビジネス課題に対して 「深く考える」 ことができるようになりました。これを支えるのが新しい 「思考モード」 です。

文脈と意図の理解
Gemini 3 はユーザーのリクエストの背後にある 「意図」 を汲み取ります。従来のように事細かに指示を出さなくても、 「もっともらしい回答」 ではなく 「本当に必要な回答」 を返します。

Deep Think(深い思考)
複雑なロジックを要するタスクでは、 AI が思考プロセスを深め、多角的な視点から最適解を導き出します。戦略立案やリスク分析において、頼れる壁打ち相手となります。

【Gemini 3 特長その2】 タスクを自律的に処理する信頼できるエージェント機能の強化

従来のバージョンでは、エージェント (自律タスク実行) が不安定と言われていました。

Gemini 3 では、複数のツールを使いこなし、長期的なタスクを計画 ・ 実行する能力が強化されました。予算策定やサプライチェーンの調整など、複数のステップを要する業務のパートナーとして機能します。

【Gemini 3 特長その3】 コーディング機能の強化

Gemini 3 は、コーディング機能が大幅に強化されているのも特長です。

推論能力の向上
複雑なロジックを理解し、バグの原因を特定したり、より効率的なコードを提案したりする能力が向上しています。

コンテキスト理解の進化
長いコードや複数のファイルにまたがるプロジェクト全体を理解し、整合性の取れたコードの追加や修正が可能になりました。

Google Workspace との連携
Google Apps Script (GAS) の生成能力が向上し、スプレッドシートや Gmail などを連携させた業務自動化ツールを、自然言語の指示だけで作成しやすくなっています。

Gemini を業務で活用するためのスモールステップ

「Gemini 3 がすごいのはわかったけど、高機能すぎて何から使えばいいかわからない…」

そんな方のために、 Gemini 3 時代の機能を無理なく業務に取り入れるための すぐに始められるステップをご提案します。

【ステップ1】 まずは雑談から始めてみよう

Gemini 3 は意図を汲み取る力が格段に上がっています。ざっくりとした投げかけで推論してくれるのでまずはラフなプロンプトを入れてみましょう。

<プロンプト例>
「新年にクライアントに送る挨拶メールの文面を考えて」
「明日のミーティングのアイスブレイクのアイディアをちょうだい」

ポイント
文脈を補完してくれるので、 「AI に気を遣って詳しく説明する」 手間が減り、人間同士のような感覚で対話できます。

【ステップ2】 Deep Research で分析

慣れてきたら、時間のかかる 「リサーチ」 や 「分析」 も Gemini 3 に任せてみましょう。本来何時間もかかるような作業を AI が数分程度で処理してくれます。

<プロンプト例>
「〇〇業界の最新トレンドを調べて、うちの会社の過去のプロジェクト (ドライブ内の資料) と関連がありそうなものを挙げて」

ポイント
自分で検索して資料を読み込む時間を、 AI に代行させることで、効果的な時短効果 (タイムパフォーマンス) を感じられます。

ヒント

Deep Research を使うには、プロンプトを入力するウィンドウの 「ツール」 をクリックして 「Deep Research」 を選択してプロンプトを送ってください。

【ステップ3】 「Deep Think」 で戦略を練る

プレゼン資料や提案書などの作成にも、 Gemini 3 の 「推論力」 が真価を発揮します。

<プロンプト例>
「(資料などを添付して)新規事業のプランAについて、考えられるリスク要因を洗い出し、それに対する対抗策を表形式でまとめて。特に法規制とコストの観点を重視して」

ポイント
一人で考えると見落としがちな視点を AI が補ってくれます。最終決定は人間が行いますが、その判断材料の質が劇的に向上します。

【ステップ4】 言葉で画像を創り出す

Gemini はテキストだけでなく、画像の生成も得意です。社内イベントの告知や、ちょっとしたバナー作成などに活用してみましょう。

<プロンプト>
「来月の社内新年会のお知らせ用バナーを作って。 『新年会』 というタイトルを入れて、明るく楽しい雰囲気のデザインにしてほしい。サイズは横長で」

ポイント
デザインの専門知識がなくても、目的と雰囲気を伝えるだけで、 AI がクオリティの高いバナー案を提案してくれます。また、日本語のテキストを含めた画像生成も可能です。

生成されたバナー
ヒント

画像を生成するには、プロンプトを入力するウィンドウの 「ツール」 をクリックして 「画像を作成」 (Nano Banana のアイコン) を選択するか、プロンプトを送ってください。

まとめ

なんとなく AI は難しそうだから使えていない、という方もぜひ Gemini 3 のリリースに合わせて業務に取り入れてみませんか?

アップデートされた AI が、文脈を推論して解答を出してくれるので使い勝手の高さに満足できるはずです。まずはちょっとした雑談から、 Gemini に話しかけてみましょう。

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