株式会社クラウドワークス
- 業種
- サービス業
- 規模
- 51人〜300人
- 導入内容
- rakumo ワークフロー
rakumo ワークフローで判子待ちのタイムロスをなくしスピード感のあるビジネスを推進!
課題
- 従業員規模の拡大に伴う内部統制の整備
決め手
- Google アカウントと連携でき、コストとスペックのバランスがとれたシステム
導入効果
- タイムロスをなくし、スピード感をもってビジネスを推進
場所や時間に拘束されることなく働ける「テレワーク」が人気だ。人材活用の新たな戦略として、多くの企業も関心を寄せている。政府は2013年に「世界最先端IT国家創造宣言」を閣議決定し、テレワークの普及を推進。テレワークに対する需要が、さらに拡大することは間違いない。そのような状況において、今、もっとも注目されている企業がある。 2011年に創業した「クラウドワークス(CrowdWorks)」だ。
場所や時間に拘束されることなく働ける「テレワーク」が人気だ。人材活用の新たな戦略として、多くの企業も関心を寄せている。政府は2013年に「世界最先端IT国家創造宣言」を閣議決定し、テレワークの普及を推進。テレワークに対する需要が、さらに拡大することは間違いない。
そのような状況において、今、もっとも注目されている企業がある。 2011年に創業した「クラウドワークス(CrowdWorks)」だ。同社は、仕事を依頼する企業と、それを請け負う個人(フリーランス)が、 オンラインで仕事をマッチングできる仕組みを提供している。 「クラウドソーシングサービス」と呼ばれるこの仕組みは、インターネットを介して場所を問わず仕事を依頼できることから、個人/企業ともに利用者が急増。矢野経済研究所が公開した「BPO市場・クラウドソーシング市場に関する調査結果2013」によると、2012年で約100億円だった同市場規模は、2017年には1473億8000万円に成長すると予測されている。
クラウドワークスは、2015年7月末時点で70万人近い登録者を擁し、サービス開始からわずか3年あまりで約10万社が利用するプラットフォームに成長している。
登録・依頼・提案はすべて無料で、経済産業省、ヤフー、伊藤忠グループといった団体/企業が同社サービスを活用している。クラウドワークスは、クラウドソーシングサービスの代名詞になっていると言っても過言ではない。なお、2014年12月には東証マザーズ上場も果たしている。
内部統制の整備を図るため rakumo ワークフローを導入
急成長する企業が直面する課題の1つに挙げられるのが、内部統制の整備だ。創業時は 3名でスタートしたクラウドワークスだが、現在はアルバイト従業員も含め、約150名が働いている。クラウドワークス取締役CFO(最高財務責任者)を務める佐々木翔平は、「マザーズ上場の準備をはじめたのが2013年の中頃だったのですが、それまでは属人的な管理でも会社は回っていました。例えば、個々の従業員が『○○が必要なので買ってよいですか』とメールで連絡してくる。業務効率の観点から考えれば、決してよいものではありません。このままでは限界があると判断し、内部統制ツールの導入を検討したのです」と語る。
内部統制ツールを選択する際に考慮したポイントは、コストとスペックとのバランスだったという。同社が内部統制ツールとして必要としていたのは、ワークフローシステムの部分のみ。 一般的な企業向けワークフロー管理ツールはオールインワンのパッケージが多く、オーバースペックであると判断した。「必要な機能を棚卸しし、現在利用している『Googleアカウント』との連携を検討した結果、スペック的にもコスト的にも納得できる『rakumoワークフロー』に決定したのです」(佐々木様)
rakumo ワークフローでスピード感のあるビジネスを推進
“判子待ち”のタイムロスを作らないスピード感
rakumoワークフローのもう1つのアドバンテージは、クラウドサービスであることだ。
標準ブラウザでURLにアクセスするだけですぐに利用できるのはもちろん、スマートフォンのブラウザに最適化されたUIで利用できます。クラウドワークスで広報を務める村田拓様は、「スマホへの対応も 十分で、ネットワークがつながっていればどこでも使えます。承認する立場の社員が出張したりセミナーなどで外出したりすることも多い。通常、こうしたケースでは”判子待ち”で業務が中断してしまいますが、rakumoワークフローであれば、そうした時間のロスは発生しません。これは、スピード感を持ってビジネスを推進するうえでも非常に重要です」と語る。
インターネットで完結できる仕組みは、間違いなく業務の効率化に直結する。ワークフローに費やす時間は必要だが、それが業務の足かせになっては本末転倒だ。そうした観点からも、rakumoワークフローを導入したことでビジネス・チャンスを掴んだケースは少なくないという。
「例えば、一度は見送った案件で、『今日の午後3時までに返答頂ければ、半額で対応します』というオファーがあったとしましょう。担当者としてはぜひ利用したいが、意志決定者が出張で不在だったとします。一般企業なら、『時間的に無理』とあきらめなければなりませんが、rakumoワークフローなら『今日の3時まで確認してください』とコメントを付けて承認申請できるのです」 (村田様)
クラウドワークスは今年1月、経済産業省が創設したベンチャー企業表彰制度「第1回 日本ベンチャー大賞」において、審査委員会特別賞を受賞した。佐々木様は、「注目されているとはいえ、まだまだ規模も小さく、提供しているサービスも発展途上です」と謙遜する一方、今後はサービスメニューをさらに拡充し、21世紀の新しいワークスタイルを提供していきたい」と、その抱負を語る。
社内組織が大きくなれば、内部統制の仕組みも階層化して複雑になる。しかし、村田様は、この点についてまったく心配していないという。
「rakumoワークフローの提供する機能はシンプルですが、拡張性と柔軟性は高い。組織が大きくなったとしても『スピード感を持ってワークフローを回す』という原則は揺るがないと考えています」 (村田様)
*掲載内容は取材時点のものです。