【2024年4月版】 Google Workspace 注目アップデート情報
Google Workspace の注目アップデート情報をまとめてご紹介します。
※記事の情報は2024年4月現在のものになります。
Google Workspace アカウント間でのメールデータの移行 (オープンベータ版での提供)
Gmail では、新しいデータ移行サービスを利用できるようになりました。この機能により Google Workspace アカウント間でのユーザーのメールデータの移行を、効率的に行うことができます。同時に最大 100 人のユーザーのデータを移行できるほか、差分の移行を実行することも可能です。
この新機能はオープンデータ版として提供され、下記のユーザーが対象になります。
- Google Workspace Business Starter
- Business Standard
- Business Plus
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
- Education Fundamentals
- Education Standard
- Teaching and Learning Upgrade
- Education Plus
- Essentials Starter
- Essentials
- Enterprise Essentials
- Enterprise Essentials Plus
- Nonprofits
Google Workspace アカウント間でのメールデータの移行
(オープンベータ版でのご提供)
Google スライドでより没入感のあるプレゼンテーションを行う
Google スライドではスピーカースポットライトが提供開始されました。
スピーカースポットライトとは、プレゼンターがスライドのコンテンツに動画フィードを直接挿入できるようになる機能です。スライドのプレゼンテーションにパソコンのカメラの動画を直接埋め込めるので、より効果的にメッセージを伝えることができます。
この新機能は下記のユーザーが対象になります。
- Google Workspace Business Standard
- Business Plus
- Enterprise Essentials
- Enterprise Essentials Plus
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
- Education Plus
Google スライドでより没入感のあるプレゼンテーションを行う
Google スプレッドシートでプルダウンチップの設定が簡単に
Google スプレッドシートのスマートチップに、機能を拡張するプリセットのプルダウンがリリースされました。
セルに 「@」 を入力すると一般的な優先度やレビューのステータスなど、利用頻度が高いプリセットの候補が表示され、より簡単にプルダウンチップを挿入できるようになりました。プリセットのプルダウンを挿入した後は、データの入力規則サイドバーを使用して簡単に選択肢の調整やスタイルの追加ができます。
この新機能は下記のユーザーが対象になります。
- Google Workspace を利用するすべてのユーザー
- Google Workspace Individual に登録しているユーザー
- 個人の Google アカウントを利用するユーザー
Google スプレッドシートでプルダウン チップの設定が簡単に
Google ドキュメントに注釈を付ける方法を新たに追加
Google ドキュメントに新しいマークアップ機能が追加されました。この新機能では、ドキュメントへのフィードバックをより柔軟に入力できます。
マークアップ機能は、次のような使い方が可能です
- 図式、グラフ、レポート、提案書などについて、同僚間で手書きでフィードバックを交換する。
- エッセイ、レポート、短編小説などについて、教育者が生徒にフィードバックする。
- 請負業者の建築計画について、住宅所有者が意見や最新情報を提供する。
なお、2024年4月現在注釈を追加するには Android デバイスを使用する必要があります。
iOS デバイスやパソコンでは、マークアップ付きのドキュメントを表示、アークアップの削除、マークアップ表示切り替えを行うことが可能です。
この新機能は下記のユーザーが対象になります。
- Google Workspace を利用するすべてのユーザー
- Google Workspace Individual に登録されているユーザー
- 個人の Google アカウントを利用するユーザー
【その他のアップデート情報】 Google Workdpace
Google アカウントにログイン / 登録するためのユーザー インターフェースを更新
Google アカウントの登録ページとログインページのデザインが、 Google の他のプロダクトで共通するマテリアルデザインに沿った、よりモダンなものに更新されました。
【その他のアップデート情報】 Gmail
新しいレイアウトエディタツールを使用して全面的にカスタマイズしたメールキャンペーンを作成する
Workspace Individual 提供されていた既存テンプレートをカスタマイズする機能、複数のメールキャンペーンでカスタムのレイアウトを再利用する機能、レイアウトを新規に作成する機能が、 Google Workspace のその他のエディションを利用するユーザーも利用できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google Chat
Google Chat でスペースのスマートチップを共有する
Chat でメッセージを作成する際に 「@」 と入力すると、最近アクセスしたスペースに基づいて検索結果が決定される機能がリリースされました。
Google Chat で自分に関連性が高い未読スレッドを簡単に特定する
Chat のスレッド表示で未読スレッドの参加者アバターが表示されるようになり、未読スレッドや返信が必要なスレッドを簡単に判別できるようになりました。
Google Chat API を使って他のメッセージングプラットフォームからデータをインポートする機能の一般提供を開始
Google Workspace デベロッパープレビュープログラムに登録されているデベロッパーに提供されていた、 Google Chat API を使用して他のメッセージング プラットフォームから Google Chat にユーザーデータをインポートする機能が、 Google Workspace を利用するデベロッパーおよび管理者も利用できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google Meet
Google Meet の 「コンパニオンモード」 がモバイルデバイスにも対応し、ハイブリッド会議がさらに充実
従来パソコンでのみ利用可能だったコンパニオンモードが、 Android デバイスと iOS デバイスでも利用できるようになりました。
Google Meet API の一般提供を開始
デベロッパープレビュープログラムを通じてのみ利用可能だった Google Meet API が一般にも提供が開始されました。
Google Meet の控え室から会議室に直接チェックインする
従来、会議室からオンラインの会議に参加すると、会議室にいる参加者が個人としてではなく会議室名で識別されてしまっていましたが、 Google Meet のチェックイン機能を使用すると会議のすべての参加者に自分の名前で参加できる用意なりました。
Google Meet モバイルでビデオ通話ネットワーク外のユーザーと 1 対 1 で直接通話する
Meet のモバイルアプリを使用して、同じドメイン内のユーザー間でクラウドで暗号化された 1 対 1 のビデオ通話ができる機能が提供されていましたが、今後ドメイン外のユーザーとも 1 対 1 のビデオ通話が可能になります。
クライアントサイド暗号化が適用された Google Meet 会議に共同主催者のサポート機能を追加
クライアントサイド暗号化が適用された Google Meet 会議に共同主催者のサポート機能が追加されたことに伴い、共同主催者として割り当てられたユーザーは主催者に依存することなく会議への参加、開催が可能となりました。
【その他のアップデート情報】 Google スプレッドシート
一般提供開始 : 機密性の高い Excel ファイルをインポートして、クライアントサイド暗号化を適用した Google スプレッドシートに変換する
オープンベータ版で一部リリースされていた、機密性の高い Excel ファイルをインポートして、クライアントサイド暗号化を適用した Google スプレッドシートに変換できる機能が一般にも提供開始されました。
Google スプレッドシートのスムーズスクロールがパソコン版で利用可能に
行や列の特定の部分までスクロールし、希望の位置でスクロールを停止できるスムーズスクロール機能がパソコン版の Google スプレッドシートで利用できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google ドキュメント
Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドでコメントをすばやく並べ替え、フィルタ、管理する
Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドでコメントをすばやく並べ替え、コメントの検索や対応がより簡単にできるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Gemini
Gemini for Google Workspace などの AI ソリューションのリリースで企業ニーズをより強力にサポート
Google が提供する AI アシスタント Gemini に Gemini for Google Workspace というビジネス向けソリューションがリリースされ、よりビジネスシーンでの活用の広がりが期待されます。
【その他のアップデート情報】 セキュリティと管理
モバイルデバイス管理の管理者権限を組織部門単位で割り当てる
モバイルデバイス管理の権限委任が細かく制御可能になり、管理者に特定の組織部門 (OU) の権限を割り当てることができるようになりました。
モバイルで、新規のメール、予定、ファイルにデフォルトでクライアントサイド暗号化を設定する
管理者は Android と iOS で [下書きを作成した Gmail のメールと返信] 、 [新たに作成した Google カレンダーの予定] 、 [Google ドライブに新たにアップロードしたファイル] のクライアントサイド暗号化 (CSE) をデフォルトとして設定できるようになりました。
アプリのアクセス制御が組織部門で適用可能に
Google Workspace 管理者は、多くのアプリのアクセス制御 (AAC) ポリシーを組織部門 (OU) レベルで設定できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 管理
オープンベータ版での提供 : グループ管理者ロールをプロビジョニングするグループタイプが指定可能に
グループ管理者のロールを、セキュリティグループまたは非セキュリティグループに割り当てられるようになりました。
Endpoint Education Upgrade で、学校のアカウントとモバイルデバイスを Google 管理コンソールで簡単に一元管理し、保護する
Google Workspace for Education エディションにエンタープライズ エンドポイント管理機能を追加する Endpoint Education Upgrade を発表しました。
管理者向けスペース管理ツールの新たな機能改善 : 複数のメンバーおよびグループの追加、設定と詳細の確認が可能に
管理コンソールのスペース管理ツールにユーザーインターフェースの改善と管理機能の追加が行われ、複数のメンバーやグループの一括追加、スペースの詳細設定の確認、招待されたメンバーの確認といった機能が追加されました。
管理対象 iOS デバイスのユーザー登録の一般提供を開始
管理者のみに提供されていた iOS モバイル管理向けのユーザー登録のオプションのベータ版がエンドユーザーにも提供が開始されました。
【その他のアップデート情報】 その他
Google Workspace Marketplace に関する最新情報
従来、管理者しかインストールできなかったダイレクト メッセージで使用する Google Chat アプリを、エンドユーザーもインストールできるようになりました。