別スプレッドシートを参照 & 自動更新 IMPORTRANGE 関数とは
Google スプレッドシートのあるファイルに別のスプレッドシートファイルのデータを取り込んで、更に自動更新で更新できたらとても便利だと思いませんか?
そんな時、スプレッドシートでは 「IMPORTRANGE 関数」 を使用して別のスプレッドシートから)指定したセル範囲を読み込むことができます。
この記事では、覚えておくととても便利な IMPORTRANGE 関数の使い方を紹介します。
IMPORTRANGE 関数とは?
IMPORTRANGE 関数とは、指定したスプレッドシートからセルの範囲を読み込むことができる関数のこと。
この関数はエクセルにはないスプレッドシート特有の関数です。
IMPORTRANGE 関数はもとのファイルが更新されたらインポート先も自動で更新されるので、常に最新のデータを表示させることが可能です。
一つのファイルに複数のファイルの欲しい部分だけ集約させたい、という時などにぜひ IMPORTRANGE 関数を活用しましょう。
IMPORTRANGE 関数の注意点
とても便利な IMPORTRANGE 関数ですが何点か注意点があります
- 作成者に参照元のスプレッドシートの権限がない場合、 IMPORTRANGE 関数を使用してデータの引用を行うことはできません。
- 個人情報などの機密を含むファイルを参照する際、読み込み先を閲覧可能なユーザーが適切か必ず確認するようにしましょう。
- IMPORTRANGE 関数を使用して表示された読み込み先のデータは編集することはできません。
- Google ドライブに上がっているデータでも、参照元がエクセル形式になっていると、 IMPORTRANGE 関数が正常に動きません。
上記の点を踏まえて IMPORTRANGE 関数を使用しましょう。
IMPORTRANGE 関数を使ってみよう
IMPORTRANGE 関数の構文は主に下記の通りです
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123", "シート名!A1:C10")
※カッコの中の文字列は任意で変わります
具体的な使い方を説明します。
IMPORTRANGE 関数の使い方
他のシートを参照してデータを読み込むには下記の手順で行います。
- 読み込み先のスプレッドシートのA1(位置は任意)にインポートレンジ関数
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123", "シート1!A1:C10")
をペーストします。
※オレンジ色の部分は任意で変わります
- 参照先のスプレッドシートを開き、URL をコピーします。
- 読み込み先のスプレッドシートの A1 に入力した関数を、下記のように赤字部分を書き換えます
- 読み込み先のスプレッドシートに 「これらのシートをリンクする必要があります」 と表示されたら 「アクセスを許可」 をクリックする。
正しくデータが読み込まれました。
一度データをインポートすれば、参照元のスプレッドシートが更新された際には参照先のスプレッドシートも自動で更新されます。注:罫線や塗りなどの情報は参照先には反映されません
まとめ
IMPORTRANGE は、複数のスプレッドシートに分かれた情報を一つのスプレッドシートに集約して閲覧できるので、業務効率の向上に役立つこと間違いなしの便利な関数です。 コピペするだけですぐに使えるのでぜひ活用してみてくださいね。