【2024年6月版】 Google Workspace 注目アップデート情報
Google Workspace の注目アップデート情報をまとめてご紹介します。
※記事の情報は2024年6月現在のものになります。
Google Meet での通話中にデバイスをスムーズに切り替える
PC の Web ブラウザ版の Google Meet に、 [このデバイスに切り替える] という新しいオプションが表示されるようになりました。
このオプション機能を利用すると、通話中に通話を終了して再度参加し直すことなくデバイスを切り替えることができます。たとえば、移動中にスマートフォンやタブレットで Meet 通話をしていても、デスクに到着したときにパソコンにスムーズに切り替えることが可能です。
この機能は下記ユーザーが対象になります。
- Google Workspace すべてのユーザー
- 個人の Google アカウントユーザー
◆ Google Meet での通話中にデバイスをスムーズに切り替える
Google Meet でアノテーションを使用してプレゼンテーションの質を高める
Google Meet のプレゼンター(主催者)と指名された共同アノテーターは、アノテーションツールを使用してコンテンツを強調したり、共有画面のコンテンツにその他の注釈を加えたりすることができるようになりました。
アノテーションは、ペン、消えるインク、ステッカー、テキスト ボックスなどのさまざまなツールが利用できます。
この機能は Google Workspace の下記ユーザーが対象になります。
- Business Starter
- Business Standard
- Business Plus
- Enterprise Starter
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
- Frontline Starter
- Frontline Standard
- Essentials
- Enterprise Essentials
- Enterprise Essentials Plus
- Education Standard
- Education Plus
- Teaching & Learning Upgrade
- Workspace Individual
◆ Google Meet でアノテーションを使用してプレゼンテーションの質を高める
Google Chat スペースですべてのメッセージに関する通知を受け取る
Google Chat ではインライン スレッド形式のスペースで 「すべて通知」 機能がリリースされました。このオプションを選択すると、スペース内のすべての名前リンク付きメッセージやフォローしているスレッドに加え、フォローしていないスレッドについての通知も受け取ることができるため、会話で何が起こっているのかを常に把握できます。
この機能は下記ユーザーが対象になります。
- Google Workspace すべてのユーザー
- Workspace Individual 登録ユーザー
◆ Google Chat スペースですべてのメッセージに関する通知を受け取る
Google スプレッドシートの表でデータの形式を簡単に設定して整理する方法を新たに追加
Google スプレッドシートに表機能が追加されました。この機能では、データ範囲を選択して [表示形式] > [表に変換する] をクリックすることで、列の種類、フィルタ、色分け、プルダウンメニューなどの書式設定や配置を綺麗に行えます。
この機能は下記ユーザーが対象になります。
- Google Workspace すべてのユーザー
- Google Workspace Individual に登録しているユーザー
- 個人の Google アカウントのユーザー
◆ Google スプレッドシートの表でデータの形式を簡単に設定して整理する方法を新たに追加
【その他のアップデート情報】 Google Chat
CloudFuze を使用して Slack から Google Chat にデータをインポートする
Google Chat API を使って他のメッセージング プラットフォームからデータをインポートする機能が発表されました。
一般提供開始 : Google Chat と他のメッセージング プラットフォームとのチャットの相互運用性
異なるチャットアプリ同士のメッセージのやり取りを可能にするサービス Mio との提携によって、 Google Chat、 Microsoft Teams、 Slack が相互運用されるソリューションが一般提供を開始しました。
Google Chat API を使用してスペースのメンバーを管理者に昇格する
Google Chat API を使ってスペース、メンバーシップ、グループ チャットなどを作成できるメンバーシップ機能が強化され、スペースのメンバーを管理者に昇格することもできるようになりました。
Google Chat アプリでイベントの通知を受信可能に
Google Chat アプリでは、メンバーの新規参加/メッセージに対するリアクションの追加または削除/スペース内のメンバーの追加、更新、削除/スペースへの変更 (スペースの名前や説明の変更など) これらの通知の全てが受信可能となりました。
【その他のアップデート情報】 Google Meet
Google Meet の出席レポートでブレイクアウト ルーム情報の確認が可能に
Google Meet の出席レポートに、ブレイクアウト ルームの出席情報も記録されるようになりました。
Google Meet の通話中に動画のないタイルを非表示にする
Google Meet の画面が乱雑になるのを防ぐため、動画をオンにしている参加者だけを表示できるオプションが追加されました。
Google Meet の超低レイテンシ ライブ ストリーミング機能を利用できる視聴者数が先着順で 25,000 人に増加
100,000 人の視聴者に対応している Google Workspace エディションにおいて、 Google Meet の超低レイテンシなライブ ストリーミング会議を視聴できるユーザー数が、先着順で25,000 人に増加されました。
外部ユーザーも、クライアントサイド暗号化が適用された Google Meet 通話への参加が可能に
Google アカウントを持たないユーザーを含む外部ユーザーも、クライアントサイド暗号化が適用された Google Meet の会議に招待できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google ドライブ
新しいホバーカード機能を使用した Google ドライブでのファイルのプレビュー
Google ドライブでは、ウェブ上の Google ドライブでファイル アイコンにカーソルを合わせると、ファイルのサムネイルとその他の関連情報を含むホバーカードが表示されるようになりました
ウェブ版の Google ドライブにキーボード ショートカットの変更と頭文字検索を実装
ウェブ版 Google ドライブは頭文字検索が実装されたので、キーを押すだけでドライブ内のリストの中から目的のアイテムを素早く簡単に検索できるようになりました。
Google ドライブの履歴ページで最近の共有を表示する
Google ドライブの履歴ページで保留中のアクセス権リクエスト、最近のコメント、ファイルの承認が表示されるようになったことにより、最近のアクティビティや対応をすべて 1 か所で簡単に確認できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google スプレッドシート
Google スプレッドシートでデータを簡単にプルダウン チップに変換
google スプレッドシートでは、追跡、一時停止、完了など、プロジェクトのさまざまなステータスが含まれるデータ列がある場合、データ範囲をクリックするとスプレッドシートに [プルダウン チップへの変換] というオプションが表示されるようになりました。
Google スプレッドシートから Looker Studio レポートを作成する
Looker Studio のインタラクティブなレポートやダッシュボードを Google スプレッドシートから直接生成できるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Gmail
Gmail で Workspace のデータ保護ルールのベータ版が利用可能に
管理者やセキュリティ担当者が個人情報や専有情報が第三者に渡るのを防止する、 Gmail 版データ損失防止 (DLP) ルールがベータ版でリリースされました。
【その他のアップデート情報】 Google スライド
スライド録画機能を Microsoft Edge に拡張
Google Chrome に続き、 Microsoft Edge でもスライドを録画できる機能がリリースされました。
【その他のアップデート情報】 Gemini
Gemini for Google Workspace の文書作成サポート機能をスペイン語とポルトガル語で提供開始
AI による文書作成機能 Gemini for Google Workspace はスペイン語とポルトガル語でも利用可能となりました。
Gemini (gemini.google.com) が利用できる Google Workspace ユーザーの国 / 地域と言語がさらに拡大
35 を超える言語で Gemini (gemini.google.com) の利用が可能になりました。また、フランス本土および仏領地域、香港の Gemini Enterprise ユーザーと Gemini Business ユーザーでも利用可能となりました。
【その他のアップデート情報】 Google Meet 機器
Google Meet ハードウェア デバイスをサービスのステータスでフィルタ、並べ替えして表示可能に
Google Meet ハードウェア デバイスのフィルタと並べ替えによる表示機能では、カレンダーおよび Jamboard サービスが無効になっているかどうかでもフィルタや並べ替えができるようになりました。
Google Meet ハードウェア デバイスの停止アラートを強化
Google Meet ハードウェア デバイスユーザー向けにデバイス サブスクリプションの解約や期限切れを通知するために、管理コンソールに通知機能が追加されます。
Google Meet ハードウェア デバイスでのアプリの読み込みエラーに関する通知を受け取る
各種の Meet ハードウェアで、エラーが発生した際にメールまたはテキスト メッセージで通知を受け取る設定ができるようになりました。
【その他のアップデート情報】 Google Voice
ベータ版のご提供を開始 : Salesforce の連絡先への Google Voice 通話を自動で記録
Google Voice と Salesforce の連携がベータ版でリリースされ、 Google Voice 通話が Salesforce で自動的に記録されるようになりました
【その他のアップデート情報】 セキュリティと管理
不正使用されたモバイル デバイスをコンテキストアウェア アクセスでブロック
コンテキストアウェア アクセスを使用して、不正使用された Android および iOS デバイスからの Google Workspace データへのアクセスを自動的にブロックできるようになりました。
Workspace ユーザー向けに 2 段階認証プロセス (2SV) の導入を簡単に
2 段階認証プロセス(2SV)フローの簡略化により、管理者は組織に 2 段階認証プロセス ポリシーを強制適用しやすくなりました。
AppSheet 組織をリリース
AppSheet 組織によって組織管理者が設定されると、その組織管理者は一元的なツールを使って組織内の全チームを管理し、各チームの管理責任をそのチームの管理者に委任できるようになりました。
オープンベータ版のご提供を開始: Google フォームを使用した AppSheet の自動化の構築
Workspace の別のデータ収集ツールである Google フォームが AppSheet と統合され、通知の送信、 Gmail または Google Chat への承認リクエスト、 Apps Script のカスタム関数の呼び出しといったさまざまな処理を自動で行うことが可能になりました。
データ損失防止の条件としてクライアントサイド暗号化を選択可能に
データ損失防止 (DLP) ルールの条件としてクライアントサイド暗号化を使用できるようになり、トリガーと条件を組み合わせたルールを作成できるようになりました。