Google Workspace アップデート情報
公開 2024.02.29

【2024年2月版】 Google Workspace 注目アップデート情報

Google Workspace の注目アップデート情報をまとめてご紹介します。

※記事の情報は2024年2月現在のものになります。

Google カレンダー上の会議参加者と Google ドライブを簡単に共有

Google カレンダーで招待状に登録されているすべての会議参加者と Google ドライブからどのようなファイルでも共有できるようになりました。

ファイルのオーナーまたは編集者は、 Google ドライブにあるファイルの [共有] ボタンをクリックし、 「ユーザー グループ カレンダーの予定を追加」 からカレンダーの予定のタイトルを入力して予定を選択します。

続いて、会議の参加者リストが正しいことを確認したら、ユーザーのアクセスレベルを選択して [送信] をクリックしてください。

こちらの機能は、 Google Workspace すべてのユーザーと、個人の Google アカウント ユーザーが対象です。

Google ドライブのファイルを Google カレンダー上の会議参加者と簡単に共有

「プロフィール検索」 からユーザーは組織のユーザーの基本情報を検索結果に表示可能に

Google Workspace 管理者が管理コンソールから [プロフィール検索] を有効にすると、組織のユーザーは基本情報を検索結果に表示することが可能になりました。

各ユーザーは、電話番号やメールアドレスで検索されたときに自身の情報を Google サービス内でどう表示するかをカスタマイズできます。この機能はオープンデータ版として提供されるため、利用に際して追加の申し込みは必要ありません。

【管理者がコンソールからプロフィール検索を有効にする方法】

管理コンソール > ディレクトリ>ディレクトリ設定 > プロフィールの編集 で 「プロフィール検索」 にチェックを入れて 「保存」 をクリックしてください。

【ユーザーがプロフィールの基本情報をカスタマイズする方法】

Google アカウントを管理 > 個人情報 > 基本情報から自身の表示させる情報を編集できます。

【ユーザーが組織内のユーザーの基本情報を検索する方法】

Google アカウントを管理 > 個人情報 > ユーザー情報 からメールアドレスなどで他のユーザーの基本情報を検索できます。

こちらの機能は、 Google Workspace すべてのユーザーが利用可能です。個人の Google アカウント ユーザーは利用できません。

「プロフィール検索」 を使って基本情報のみを検索結果に表示 (オープンベータ版でのご提供)

ユーザーがカスタマイズできる基本情報のイメージ

Google ドライブの動画内の特定の再生位置へのリンクを共有する機能

Google ドライブで動画を共有する際、動画の特定部分へのタイムスタンプ付きリンクを共有できるようになりました。

【タイムスタンプ付きリンクを共有する手順】

  1. パソコンのウェブ上で、 Google ドライブを開き、 動画ファイルから動画を再生します。
  2. 共有したい部分で一時停止をします。
  3. 右上にある [共有] ボタンのプルダウンを選択し、 [この再生位置のリンクをコピー] を選択して、リンクを送信します。

こちらの機能は、 Google Workspace すべてのユーザーと、個人の Google アカウント ユーザーが対象です。

Google ドライブの動画内の特定の再生位置へのリンクを共有する機能

※ Google Workspace アップデート ブログの週間まとめ より

【その他のアップデート情報】 Google Chat

Bitbucket for Google Chat のご紹介
Google Chat から直接 Bitbucket for Google Chat が利用できるようになりました。 Bitbucket は、 Atlassian 社の Jira を使用するチーム向けに最適化された Git ベースのコードおよび CI / CD ツールです。 Bitbucket for Google Chat を使うと、 Bitbucket リポジトリでイベントが発生した際にメッセージを受信できるほか、 pull リクエストの確認や承認といったクイック操作が可能です。

【その他のアップデート情報】 Google ドライブ

Google ドライブ用アプリのレポートと Reports API で使用する指標の更新
指標の日付の変更や、ファイル共有のカウント方法の変更など、管理コンソールのアプリレポートと Reports API で使用する Google ドライブの指標がアップデートされます。

【その他のアップデート情報】 Google Meet

Google Meet の超低レイテンシライブ ストリーミング機能がさらに便利に
組織内でストリーミングする Goole Meet のビデオ会議を超低レイテンシで視聴できる新機能について、全体的な利便性を向上させるためのアップデートが実装されました。

※レイテンシとは
ユーザーのアクションとその後の応答の間に経過する時間

【その他のアップデート情報】 Google Meet 機器・アドオン

管理コンソールで Google Meet ハードウェアの特定の情報にアクセスできなくなります

  • Google Meet ハードウェアの特定の情報へのアクセス方法が一部変更されます。
  • 次の項目は、管理コンソールの Meet デバイスリスト ページ ([デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [デバイス]) からエクスポートできなくなります。
    • assignedCalendarGeneratedResourceName
    • assignedRoomResourceName
    • assignedRoomBuilding
    • assignedRoomFloor
  • ハードウェアの問題が検出されたときにお送りするメール通知アラートには、 「アセットの場所」 の値は含まれなくなります。

Google Meet がロジクール Android アプライアンスで利用可能に
Google Meet が Android ベースのアプライアンス ロジクール Rally Bar および Rally Bar Mini で利用可能になりました。これらのデバイスは、初期セットアップ後に Google 管理コンソールを介して簡単に登録、管理、監視することができます。

Poly の Google Meet ハードウェア デバイスが Cisco Webex および Zoom との相互運用に対応
Google Meet、Cisco Webex、Zoom の既存の相互運用機能が拡張され、Poly の Android 搭載ハードウェア デバイスでも利用可能になります。具体的なデバイスは、Poly Studio X30、X50、X52、X70 です。

【その他のアップデート情報】 Gmail

Gmail を簡易 HTML 形式から標準 HTML 形式に移行するスクリーン リーダー ユーザーをサポートするための新しいガイド
PC ウェブ版とモバイルウェブ版 Gmail の簡易 HTML 形式が 2024 年初頭より利用できなくなりました。

該当のユーザーは下記のページをご参照ください。
スクリーン リーダーのユーザーが簡易 HTML 形式から標準 HTML 形式に移行するためのガイド

【その他のアップデート情報】 Google Chrome

Chrome 120 のリリースに伴う管理対象 iOS デバイスの更新
iOS 版 Chrome では、管理者がユーザーの管理対象デバイスにポリシーと設定をよりシームレスに適用できるアップデートが行われます。

【その他のアップデート情報】 Classroom

Google Classroom で YouTube 動画に対応したインタラクティブな質問の導入
Google Classroom では YouTube 動画にインタラクティブな質問を追加することができるようになりました。この機能を使用すると、受動的な動画視聴を積極的に関わり合うものに変えることができます。

Google フォームを Google Classroom の演習セットに変換する
Google フォームを使用してテスト付きの課題を作成するにあたり、演習セットの質問を簡単にインポートできるようになりました。リソースやヒントの候補、生徒のリアルタイム サポート、分析情報などのアシスト機能が利用可能です。

【その他のアップデート情報】 セキュリティと管理

Trusted Types が Gmail にも対応
Trusted Types が Gmail に拡張されることになりました。これにより、日常的に使用するより多くのアプリで DOM XSS ※の被害を防げるようになり、高度なデータ保護管理がさらに強化されます。

※Trusted Types とは
ブラウザが文字列を文字列以外の型として扱う Sink に対して、開発者に型の変換を強制するセキュリティ機能。

※DOM XSS は
サイバー攻撃者によってウェブページに注入された悪質なコードが、ユーザーのブラウザ上で実行されることを指します。その結果、 Cookie が盗まれたり、セッションがハイジャックされたり、コンピュータが乗っ取られたりする恐れがあります。

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