エステー株式会社

業種
製造業
規模
1001人〜5000人
導入内容
rakumo ボード

伝えたい情報が“埋もれずに”社員へ届く利便性の高い情報発信環境を実現

エステー株式会社は、社内に対するDX関連の情報発信ツールとして、従来から使用してきた Google Workspace(旧:Google Apps/G Suite)と連携できる rakumo ボードを導入。必要な情報を社員へ的確に伝えられるビジネス環境を構築しました。今後は段階的に社内での適用範囲を拡げ、全社員が手軽に情報共有できるツールとして、より幅広い活用を推進していく予定です。※G Suite は、2020年10月より Google Workspace に名称が変更になりました。

課題

  • 従来から使用しているグループウェアの回覧板機能が情報過多
  • “見てもらいたい重要な情報が埋もれてしまう”可能性がある

決め手

  • Google Workspace 連携/洗練され使いやすいUI/リアクション機能

導入効果

  • 重要な情報が“埋もれずに”社員たちへ届くように
  • 各部署からも反響が多く、今後は社内の情報共有ツールとしてさらなる活用を推進予定
エステー株式会社 インタビュー

伝えたい重要な情報が“埋もれない”ツールの必要性

御社の企業概要を教えてください。

エステー株式会社 経営企画室 マネジメントスタッフ 松村拓勝 様 (導入当時は事業統括部門 DX推進グループに所属):
弊社は1946年に創業し、現在に至るまで「グローバル・ニッチ・No.1」を目指し、消臭芳香剤「消臭力」、防虫剤「ムシューダ」、脱臭剤「脱臭炭」、除湿剤「ドライペット」、米びつ用防虫剤「米唐番」など、ニッチな市場で高いマーケットシェアを占める独自性の強いブランドを数多く保有してきました。「空気をかえよう」をスローガンに、「独自の空気ビジネスの新技術」を活かした新市場の創造と成長を通じ、お客様の暮らしを明るく元気にすることが弊社の使命です。

製品作りにおいては、“聞いてわかる・見てわかる・使ってわかる”を商品開発のキーワードにしています。たとえば消臭芳香剤の「消臭力」、防虫剤の「ムシューダ」などのように、消費者の皆さまが商品名やデザイン、そして実際の効果を想起しやすくするための工夫を凝らし、それらを伝えるためユニークなテレビCMも展開。そのほか、文化事業として毎年夏には全国主要都市にて全席無料招待制の「TOURSミュージカル」なども主催しています。

従来の環境と、リプレイスを考えられた背景についてお聞かせください。

弊社ではDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを加速し、業務プロセス改革、生産性向上、時代に合わせたワークスタイルの変革を推進するべく、2020年の秋にDX推進グループが発足されました。その一環として、社内向けにDX関連の情報を発信しようとした際、“情報が埋もれてしまう”という課題が生じたのです。
弊社はこれまで、社内向けの情報共有にグループウェアの回覧板機能を利用しております。しかし、さまざまな部署から日々数多くの情報が発信されているため、ここにDX関連の情報を流しても、見落とされてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。こうした背景から、DX関連の情報を社内にしっかりと伝えるため、従来とは異なる新しい情報発信環境を整備しようと考えたのです。

重視したポイントは Google Workspace 連携と単体で導入できること

新たな情報発信環境のベースとなる製品・サービスの選定にあたり、どのような点を重視されましたか?

弊社では約10年前から、全社員が「Google Workspace(当時の名称はGoogle Apps)」のアカウントを保有しています。そこでまずは、この Google Workspace と連携できる製品・サービスであることが重要でした。また、製品・サービス単体で導入できることもポイントのひとつですね。最近ではさまざまな機能を包括した製品・ソリューションが数多く登場していますが、これでは現在利用している他のシステムもリプレイスする必要が出てくる、もしくは本来の目的と関係のない余分な機能も含まれてしまうため、どうしてもコスト効率が悪くなってしまいます。弊社では従来から目的に応じて異なる製品・サービスを使い分けており、スタッフたちもこの環境に不便さを感じることなく日々の業務に取り組んでいるため、こうした企業風土と使い勝手を重視した結果、シンプルかつ単機能な製品・サービスの導入を検討しました。

rakumo ボードをお選びいただいた理由についてお聞かせください。

いくつかの候補に絞り込んで比較を行いましたが、rakumo ボードでまず惹かれたのは先進的かつ見やすいビジュアルですね。UIが非常に洗練されていて、これなら誰でも直感的に使えると思いました。また「グッジョブ!」やコメントなど、受け手側でリアクションができる機能を備えているのも大きな魅力です。こうした機能があれば、どのような投稿内容に対して社員たちが高い関心を示すのか、そして内容に対する反響もコメントによってダイレクトに分かります。これらの機能面に加えて、Google Workspace との連携、単体で導入できるシステム体系という弊社の選定ポイントを満たしていたことから、rakumo ボードの導入を決定しました。

rakumo ボードの導入はスムーズでしたか?

2021年6月に全社員(※一部の方は除く)分のIDを購入し、導入決定から1ヶ月以内という短期間で実運用をスタートできました。従来から Google Workspace を使っていたことに加えて、rakumo ボード自体が持つ導入・管理のしやすさも要因のひとつです。導入フェーズにおいては、サポート窓口へ Google Workspace の特権管理者に関する問い合わせをしましたが、対応も迅速で助かりました。ただ、メールや電話では画面内の細かい説明やニュアンスを伝えづらい部分も出てくるので、画面共有をしながらサポートしてもらえるようになるとさらに嬉しいですね。

“見る気になる”UIやリアクション機能が秀逸

rakumo ボードを導入された後の反応や手応えはいかがでしたか?

現在rakumo ボード上には、「社内におけるDX関連プロジェクトの情報共有」「他社のDX導入事例の紹介」「DX関連のツールや技術の紹介」「最先端のビジネスモデル紹介」といった記事を投稿しています。単純に使いやすいだけでなく、“見る気になる”UIが社員たちに大好評です。

実際に配信側の立場で使ってみて感じたのは、記事に対して受け手側がリアクションできる素晴らしさですね。一方的に配信するだけの掲示板では、社員たちの反応はもちろんのこと、内容を読んでくれたかどうかさえ分かりません。反応や意見を募る方法としてアンケートもありますが、どうしても手間や時間がかかってしまうのが難点です。その点、rakumo ボードなら社員たちの反応がダイレクトに分かりますし、それを見ることで配信する側のモチベーションも大幅にアップします。少し贅沢を言わせてもらうとすれば、あとは rakumo ボード上で閲覧数などが分かるアクセス解析のような機能が付けば最高ですね(笑)。

rakumo ボードの導入でもうひとつ嬉しかったのが、各部署から「このツールを使いたい!」という声が上がっていることです。こうした流れの中で、実際に営業部での活用事例が生まれました。営業部では現在、各種連絡事項の共有だけでなく、業務に関する考え方やノウハウなどを動画付きで投稿しています。この動画投稿が非常に好評で、当初想定していた使い方を良い意味で裏切ってくれる結果となっています。

全社的な情報共有ツールとしてより幅広い活用を目指す

今後の取り組みについてお聞かせください。

営業部以外からも rakumo ボードを使いたいという声が数多く上がっており、今後は段階的に社内での適用範囲を拡げ、誰もが手軽に使える情報共有ツールとして、より幅広い活用を推進していく予定です。

一方で企業としての取り組みでは、変化の激しい世の中でも柔軟に対応できる体制を構築するため、より一層DXへの取り組みが注力されていくでしょう。そうした中、rakumo ボードのようなツールが活躍する場も拡大していくのではないかと思います。今後も rakumo さんが提供している各種ツールの発展に、さらなる期待を寄せています。

ありがとうございました。

(取材時期:2021年11月)

会社名:エステー株式会社

事業内容:製造業

従業員数: 連結 1032名 / 単体 442名(パートタイマー・嘱託を除く)※2021年4月1日時点

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*掲載内容は取材時点のものです。

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