【2024年9月版】 Google Workspace 注目アップデート情報
Google Workspace の注目アップデート情報をまとめてご紹介します。
※記事の情報は2024年9月現在のものになります。
特定のニーズに合わせて Gemini をカスタマイズする 「Gems」 登場
Google I/O 2024 で発表された 「Gems」 は、ユーザーに合わせて AI アシスタントを簡単に作れる機能です。
例えば、 「ライティングの添削をしてくれるAI」 や 「特定の分野の知識を教えてくれる AI」 など、自分の仕事や趣味に合わせて AI をカスタマイズできます。 AI に何をしてもらいたいかを指示するだけで、 AI がその指示を覚えて、次回からは同じことを聞かなくても、すぐに対応してくれるようになります。
この機能は、 Gemini Business 、 Enterprise 、 Education 、 Education Premium アドオンを利用しているユーザーが対象です。
◆ Customize Gemini (gemini.google.com) for your specific needs with Gems
Business Starter ユーザーが共有ドライブの利用が可能に
Business Starter を利用している組織は、9月中旬より正式に共有ドライブにアクセス可能になりました。
この変更により、 Business Starter ユーザーは共有ドライブを作成し、メンバー、ファイル、フォルダを追加できるようになります。
このアップデートは、 Google Workspace Business Starter ユーザーに影響があります。
◆ Business Starter customers will soon have access to shared drives
Google Meet で AI が Web 会議中にメモを取ってくれる新機能が利用可能に
Google Meet の 「take notes for me(メモを取る)」 が、一部の Google Workspace ユーザー向けの Google Meet でロールアウトを開始しました。
「take notes for me」 は、 Google Meet の AI を活用した機能で、会議中に自動的にノートを取ってくれるので、参加者はディスカッション、コラボレーション、プレゼンテーションに集中できます。会議終了後、ノートドキュメントはカレンダーイベントに添付されるので、組織内の参加者がアクセスできます。ただし、2024年9月現在、英語で行う会議限定で利用可能となっています。
この機能は、 Gemini Enterprise 、 Gemini Education Premium 、 AI Meetings & Messaging アドオンを利用している Google Workspace ユーザーが対象です。
◆ “Take notes for me” in Google Meet is now available
【その他のアップデート情報】 Gemini
さまざまなタイプのファイルが Gemini へアップロード可能に
Gemini Business 、 Enterprise 、 Education 、または Education Premium のライセンスを持つ Google Workspace ユーザーは、さまざまなファイルを Google ドライブまたはローカルデバイスから Gemini (gemini.google.com) にアップロードできるようになりました。
◆ Upload additional types of documents to Gemini (gemini.google.com) for insights and analysis
Gemini の SOC 準拠
Gemini for Google Workspace では堅牢なデータ保護とセキュリティ基準が提供され、企業、教育機関、および公共部門のユーザーに向けて堅牢な保護が適用されます。
学校アカウントを使用した Gemini での追加的なデータ保護が利用可能に
Google Workspace for Education のユーザー向けに、 Gemini の追加サービスにおけるデータ保護を強化し、10代の学生も Gemini を安全に利用できるようにしました。
【その他のアップデート情報】 Google Meet
Google Meet がすべての会議成果物を統合したメールを提供
Google Meet では、これまで会議の記録や議事録などがそれぞれ別のメールで通知されていましたが、今後はこれらの情報を1つのメールにまとめて通知されるようになります。
◆ Google Meet provides consolidated email for all meeting artifacts
Google Meet のピクチャー イン ピクチャーがタブを切り替えたときに自動的に開くように
Google Meetのピクチャー イン ピクチャー機能が自動化されブラウザのタブを切り替えても会議画面が常に表示されるようになったことで、会議中の作業効率が向上します。
◆ Picture-in-picture in Google Meet will now open automatically when switching tabs
Google Meet が超低遅延ライブ ストリーミングのサポートを 10 万人の視聴者に拡大
一部の Google Workspace エディションに対して、ライブ ストリーミングされた会議の Google Meet 超低遅延視聴が最大 10 万人の視聴者をサポートするようになりました。
【その他のアップデート情報】 Gmail
Android デバイスで Gemini を使用した検索機能が利用可能に
Gemini AI を搭載した Gmail の Q&A 機能が Android デバイスでロールアウトされ、近日中に iOS にも提供されます。
◆ Gmail Q&A: A new way of searching your inbox with Gemini on Android devices
Gmail の 「Help me write」 機能がさらに進化し、メール作成がよりスムーズに
Gmail のメール作成支援機能 「Help me write」 がさらにパワーアップし、 メールドラフトをより正式な文章に洗練したり、簡潔にまとめたりすることができる 「Polish」 オプションや、 Android/iOS で、 「Help me write」 や 「Refine my draft」 を簡単に呼び出せるショートカット機能が追加されました。
◆ Refine emails faster with updates to Help me write in Gmail
Android デバイスの Gmail アプリでメールにすばやく返信
Android デバイスの Gmail アプリでは、会話の下部から直接メールに返信できるようになり、返信するメールを参照しやすくなりました。
◆ Reply to emails in Gmail faster on Android devices
【その他のアップデート情報】 Google Chat
Google Chat が IFTTT や UKG Flow と連携し、よりスマートに
Google Chat は、 IFTTT と UKG Flow との統合により、さらに便利になりました。これにより、ユーザーは Chat 上でさまざまなアプリと連携し、業務を自動化できるようになりました。
◆ Automate your workflows on Google Chat with IFTTT and UKG Flow integrations
教育機関向けアカウントでチャットの制限を設定
教育機関向けの Google Chat では、ユーザーのグループが新しいダイレクト メッセージ、グループ メッセージ、スペースを開始できないように、管理者が制限を設定できるようになりました。
◆ Chat safer with new settings for students in Google Chat
【その他のアップデート情報】 Google ドライブ
Android アプリ版 Google ドライブで、スキャンしたファイルの JPEG 保存が可能に
Android 端末でスキャンしたファイルを、 Google ドライブアプリで PDF または JPEG で保存するかを選択できるようになりました。
◆ Save files scanned in the Google Drive Android app as a .JPEG
【その他のアップデート情報】 Google スプレッドシート
スプレッドシートで Google フォームのデータをテーブルとして表示および構造化
スプレッドシートでは、 Google フォームのデータを自動的にテーブル形式に変換して、より見やすく整理できるようになりました。
◆ View and structure Google Form data as a table in Google Sheets
【その他のアップデート情報】 Classroom
Google Classroom で生徒グループを導入
Google Classroom に、教師が生徒をグループ分けし、それぞれのグループに合わせた課題を簡単に割り当てることができる新機能が追加されました。