株式会社エレファントストーン
- 業種
- 映像制作業
- 規模
- 50人以下
- 導入内容
- rakumo ボード / rakumo コンタクト / rakumo カレンダー
Salesforce と rakumo の組み合わせで業務効率化――事業拡大に対応可能な扱いやすいシステムを構築
課題
- スタッフの増加に伴い不鮮明になったスケジュール管理の効率化
決め手
- Salesforce や G Suite と組み合わせた利用で業務全体の一元管理を可能に
導入効果
- rakumo カレンダーで同時進行する複数案件のグループ別管理を実現
- rakumo ボードで複数あった情報共有基盤の一元化に成功
御社のご紹介をお願いします。
鶴目 様(以下、敬称略):
プロモーション映像やサービス紹介映像などの映像コンテンツをメインに制作している会社です。お客様の想いをじっくりとお伺いし、「左脳」を使ったロジカルシンキングを映像に落とし込んだ上で、細部にまでこだわって作品を制作しています。まだ30名弱の会社ながら、企画から撮影、編集までをワンストップで行なっていて、初回の打ち合わせから納品まで、常にお客様に寄り添いながら作品づくりに取り組んでいます。
また、アウターブランディングサイトとして、映像表現の多様性や可能性を追求するためのサイト「bacter(http://bacter.elephantstone.net/)」ZOOREL(https://zoorel.com/)を立ち上げるなど、新たな価値が提供できるサービスも始めています。
rakumo カレンダーで会社の成長に合わせたスケジュール管理が可能に
rakumo を導入いただきましたが、以前のシステムでは何か課題があったのですか?
鶴目:
創業当初は5、6名の会社だったので、無料版 Google カレンダーでスケジュール管理をしていました。一般的に Google のサービスは、プライベートでも利用している方が多いと思いますが、私たちも同様で慣れていることもあり、不自由さを感じていませんでした。しかし、会社が成長するに従い、 Google カレンダーに表示されるスタッフのスケジュールが多くなり、結果的に見づらくなってしまったのです。
また、当時は仕事用として外部のメールサーバを利用していたのですが、フィルターはあるものの、それをすり抜けて大量の迷惑メールが届いてしまうことも課題になっていました。さらに仕事柄、大きなデータのやり取りをする必要があるため、クラウドのストレージサービスを利用していましたが、容量制限があり、業務が拡大するにつれてコストが増加していくことも問題でした。
特にスケジュール管理は急務だったので、まずはそこから取り掛かることにしました。その当時に rakumo さんを知っていたら良かったのですが(苦笑)、 Google カレンダーに代わるものとして国産グループウェアを導入しました。約1年半使っていましたが、プライベートでは Google カレンダー、仕事ではグループウェアをという使い分けをしていました。ただ、この運用方法では両方のサービスに同じ予定を書き込む必要があるなど意外と面倒だったのです。
そこでやはり Google のサービスに戻ろうと、 G Suite の導入を検討し始めました。そして懸念材料だったカレンダーの使い勝手を良くするツールはないものかと思っていた時に rakumo さんの存在を知り、ご相談したのです。
当時のグループウェアは使いづらかったのですか?
鶴目:
いえ、先ほど触れた理由以外に特に使いづらさは感じていませんでした。しかし、 rakumo さんのツールでこれまで不満だった Google カレンダーの機能が改善できることが分かったため、 G Suite に乗り換えることにしました。
同時に事業拡大に合わせてCRMとして Salesforce の導入も決まっていて、連携が強化される Salesforce と G Suite 、そしてサービスをより便利にしてくれる rakumo という組み合わせにしておけば、業務全体を一元管理できますし、これからますます使いやすくなるという期待もありました。
課題だったカレンダー機能はどのようにお使いですか?
宍戸 様(以下、敬称略):
rakumo カレンダーではメンバーをグループ分けするのがとても簡単でそこが気に入っています。会社ではチームやポジションごとでスタッフを分けていますが、案件によってはチームをまたいだプロジェクトに加わることも多い上に、それらが同時に何件も一緒に進行していきます。ですから、案件ごとのチーム編成によってグループを自在にカスタムできるのはとても便利なのです。
メールやストレージサービスの課題はどのように解決されましたか?
宍戸:
G Suite Business のエディションにしたのは、それらも一度に解決できるからです。 Gmail はスパムやウイルスメールへの対策が進んでいますし、実際にそうした類のメールが届く量は非常に少ないです。また、 Google ドライブも容量無制限で使えますから、大きなデータファイルのやり取りがとても便利になります。
何より気に入っているのは、預けているファイルはもちろん、カレンダー、メールなどの各サービスを横断的に検索できる CloudSearch ですね。情報を探すのがとても楽になったので、運用性が大幅に向上したと感じています。
rakumo ボードで複数あった情報共有基盤の一元化に成功
今回はパッケージ製品をご導入いただきましたが、他にどんなツールを使っていますか?
鶴目:
rakumo ボードですね。以前は、グループウェアについていた掲示板や、メール、LINEなど、情報を発信する先が様々でした。ですから、「あれ、あの情報どこで見たっけ?」となりがちだったのです(笑)。
宍戸:
今は rakumo ボードに統一することにしているので、問題なく情報共有が可能な地盤ができていると思います。既読も分かりますし、グッジョブボタンが押されるとやる気も出ます。将来的には社内SNSのように使いたいと考えています。
Salesforce や G Suite と組み合わせた利用で業務の主要部分を支える土台づくりに成功
導入スケジュールはどのようなものでしたか?また、システムの移行に関して問題などはありましたか?
鶴目:
2018年9月中旬に G Suite と rakumo を同時期に導入しました。そして10月に Salesforce の導入と運用を開始した感じです。 G Suite と rakumo はもっと早期に導入しても良かったのですが、 Salesforce の導入だけが10月からと決まっていたので、それに合わせて段階的に進めるスケジュールを組みました。
宍戸:
スタッフなどから不満の声もありませんし、ベースが使い慣れている Google サービスなので移行はスムーズでしたね。
Salesforceの活用方法は?
鶴目:
まだ運用が始まったばかりですが、 Salesforce 気に入っているのはレポートやダッシュボードが充実している点と案件管理ですね。以前のシステムでは、受注前のフローが可視化されておらず、どれ位の頻度でどの様にクライアント様にアプローチしているのか、またはなぜ失注したのかといった原因追求ができなかったのです。現在は Gmail のメールログや Google カレンダーの予定を Salesforce に取り込めるので、活動履歴がしっかり追える。案件管理はもちろんやりやすくなりましたが、若いスタッフにメールのやり取りの際、ちょっとした文面のアドバイスを送る時にも役立っています。
今後のIT活用についてどのようにお考えですか?
宍戸:
スプレッドシートなど、今まであまり使っていなかったサービスが、実は使いやすかったりするので、今後も様々な機能を使って業務効率化につなげたいです。
鶴目:
今回の導入でコミュニケーションやスケジュール、案件管理といった業務の主要部分の土台はできあがった感があります。業績が伸びて社員数が増えても耐えられる安心感があるので心置きなく仕事に打ち込めますね。 rakumo さんのサービスももっと使い込んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
(取材時:2018年10月)
事例で利用されている「便利な機能」
rakumo カレンダー
rakumo ボード
会社名:株式会社エレファントストーン
代表者:鶴目 和孝
資本金:1,000万円
従業員数:23名
業種:映像制作業
*掲載内容は取材時点のものです。