株式会社ダイキアクシス
- 業種
- 住宅機器関連事業、再生可能エネルギー関連事業、環境機器関連事業
- 規模
- 301人〜1000人
- 導入内容
- rakumo ボード / rakumo カレンダー
旧 Google サイトからのリプレイスで見やすい・使いやすい情報共有環境を実現
課題
- 旧 Google サイトの終了※で、社内情報共有ツールの早急な見直しが必要に
決め手
- rakumo ボード:Google Workspace 連携/洗練され使いやすいUI/リアクション機能
- rakumo カレンダー:施設・設備予約のしやすさ
導入効果
- 情報を投稿する側と見る側の双方にとって使いやすい環境を実現
- さらなる双方向コミュニケーションの活性化につなげられる
- スケジュールや設備予約の確認・管理が容易に
株式会社ダイキアクシスは、Google Workspace (旧:Google Apps / G Suite)の旧 Google サイトが終了するというアナウンスを受け、新 Google サイトと rakumo ボードの組み合わせで新たな情報共有のベースを構築。同時に rakumo カレンダーを導入し、スケジュールや設備予約の確認・管理を容易にしました。今後は双方向コミュニケーションの活性化によって、事業部の垣根を超えた一体感を作り出していく予定です。
旧 Google サイト終了で社内情報共有ツールの見直しが必要に
御社の企業概要を教えてください。
株式会社ダイキアクシス 社長室 経営企画課 課長 近藤真人 様(以下、近藤 様):
1958年に創業、2005年に設立された弊社は、トイレ・お風呂・キッチンなど水回り住宅設備の卸売り・販売を行う「住宅機器関連事業」、排水処理によって汚れた水をキレイにする「環境機器関連事業」、バイオディーゼル燃料・太陽光・小型風力発電を基盤とした「再生可能エネルギー関連事業」、ウォーターサーバーやウォータースタンドを取り扱う「家庭用飲料水事業」を中心に手掛けている企業です。
設立10周年となる2016年には、「環境を守る。未来を変える。」という想いを込めて、コーポレートスローガン「PROTECT×CHANGE(プロテクト・バイ・チェンジ)」を策定しました。水を事業の軸として、地球環境や生活環境などさまざまな「環境」を守ることで持続可能な社会の実現に貢献し、グループ全体で社会の未来を変えるための取り組みを行っています。
従来の環境と、リプレイスを考えられた背景についてお聞かせください。
株式会社ダイキアクシス 社長室 情報企画課 係長 畔地昭学 様(以下、畔地 様):
弊社では以前、自社サーバにパッケージ版のグループウェアを導入・運用し、その掲示板機能で社内の情報共有を行っていました。しかし、社内ネットワークからしかアクセスできないことに加え、サーバ容量にも不安を感じたことから、2013年に「Google Workspace(当時の名称は Google Apps)」を導入。Google サイト(現在の旧 Google サイト)で社内ポータルを構築し、新たな情報共有のベースを作り上げました。
ところが、Google から「旧 Google サイトが使えなくなる」というアナウンスが発表されたのです。しかも、現在では新 Google サイトへの移行スケジュールが見直されていますが※、当時は2021年12月に「旧 Google サイトで作成されたWebサイトが編集できなくなる」、2022年1月には「旧 Google サイトで作成されたWebサイトにアクセスしても表示されなくなる」という内容だったため、早急に社内情報共有ツールのリプレイス検討が必要になったのです。
※ 2022 年 6 月 1 日以降
ご利用のドメイン内にある、以前の Google サイトで作成された未移行のサイトを編集することができなくなります。
2022 年 7 月 1 日以降
以前の Google サイトで作成されたサイトは、新しい Google サイトに移行しない限り、閲覧することができなくなります。
導入の手軽さに加えて“ワクワクする”見た目と機能
新たな情報共有ツールとなる製品・サービスの選定にあたり、どのような点を重視されましたか?
近藤 様:
リプレイスは、新規にグループウェアを導入するか、Google Workspace と連携できるツールを導入するか、という2つの観点から検討を開始しました。前者の場合、すでに社内で使われているツールとの兼ね合いで、どうしても使われない機能が出てきてしまいます。これではコスト効率が悪いばかりか、運用の手間が増えてしまうのも難点です。こうした点から、後者の Google Workspace と連携できるツールに絞り込んで選定を行いました。具体的には、新 Google サイトで社内ポータルを構築し、そこに Google Workspace と連携可能な掲示板ツールを埋め込む、という使い方です。
rakumo ボード/ rakumo カレンダーをお選びいただいた理由についてお聞かせください。
近藤 様:
rakumo ボードのガジェットを配置するだけで、Google サイトが簡単に社内ポータルとして使えるようになるのが魅力でした。あとは洗練されたUIと素晴らしい機能も決め手のひとつです。単純に使いやすいだけでなく、「グッジョブ!」やコメントで受け手側がリアクションできるなど、社員たちに“良い経験”を与えてくれそうな、“ワクワクする”見た目と機能がそろっていました。また、rakumo ボードではボードごとに権限設定が可能だったり、Webサイトやマニュアルの情報が充実していたり、といった点も使いやすそうに感じました。rakumo カレンダーに関しては、スケジュール自体の見やすさや、カスタムグループ設定によって自身が確認したい人や設備の状況が表示出来ることがポイントでしたね。
必要な情報や予定が一目で分かる環境を実現
導入はスムーズでしたか?
株式会社ダイキアクシス 社長室 経営企画課 内藤衣里 様(以下、内藤 様):
2021年8月中旬に rakumo カレンダーと rakumo ボードを970IDずつ購入し、テスト運用を開始しました。導入は非常にスムーズでしたね。Google Workspace と連携しているので、権限設定も簡単に行えます。公式マニュアルも整備されており、マニュアルだけでは分からなかった点についてはサポートに問い合わせすることもありましたが、すぐに回答が得られてレスポンスにも大満足です。
導入された後の反応や手応えはいかがでしたか?
内藤 様:
rakumo ボードはUI自体がとても見やすく、投稿する側と見る側の双方にとって使いやすい環境が整えられました。従来の掲示板はリスト表示だったのですが、rakumo ボードになってからは「すべてを開かなくても自分に必要な内容かどうかが一目で分かって便利」と好評です。まだ皆さん遠慮がちではありますが、「グッジョブ!」の数も徐々に増えてきました。
rakumo カレンダーも使いやすさが際立っています。たとえば設備予約に関して、以前は一つひとつクリックしていかないと詳細が分からなかったのですが、rakumo カレンダーにしてからはすぐに全体が把握できて便利ですね。また、カスタムグループが簡単に作れるので、各種プロジェクトで部署をまたいだメンバーの予定を確認するのも容易です。
双方向コミュニケーションで事業部の垣根を超えた一体感を
今後の取り組みについてお聞かせください。
畔地 様:
現在 rakumo ボードには、全社的な連絡事項や関連ニュース、支社・子会社/部署ごとの業務連絡などが数多く投稿されており、12月中旬にはテスト運用から本格運用へと切り替えました。
内藤 様:
また、在庫・出荷情報をまとめて表示する仕組みの構築にも新たに取り組んでいます。掲示板には在庫や出荷情報も含まれているのですが、各部署からの発信が多いとどうしても情報が流れていってしまい、営業部門の担当者が見つけ出すのに苦労する、という課題がありました。
一時期は、掲示板に書かれた在庫・出荷情報を私が Google サイトの別ページに書き写す形式に変えたものの、情報のリアルタイム性に欠け、作業の手間も増えてしまうという課題が残っていました。そこで新たに在庫・出荷情報のみを投稿するボードと専用ページを作り、見やすさと管理のしやすさを両立できる仕組みを構築中です。
近藤 様:
現在考えているゴールとしては、「グッジョブ!」やコメント機能を活かした双方向コミュニケーションの活性化ですね。よく「DX成功のカギとなるのは組織の風土改革」と言われますが、まさにその通りだと思います。rakumo ボードなどのツールを通じて徐々に社内風土を変え、事業部の垣根を超えた一体感を作り出していきたいですね。
ありがとうございました。
(取材時期:2021年12月)
事例で利用されている「便利な機能」
rakumo カレンダー
会社名:株式会社ダイキアクシス
事業内容:住宅機器関連事業、環境機器関連事業、再生可能エネルギー関連事業
従業員数:794名(連結ベース/2020年12月31日現在)※パートタイマー・契約社員は除く
*掲載内容は取材時点のものです。