クルーズ株式会社

業種
インターネットサービス業、投資事業
規模
51人〜300人
導入内容
rakumo ボード / rakumo コンタクト / rakumo カレンダー

アカウント管理のしやすさで rakumo を選択――工数削減に大きな効果を発揮

課題

  • ビジネスツールのアウトソーシングに伴い、約30社の子会社と統一したスケジュール管理の実現

決め手

  • G Suite と連携したアカウントの一括管理と日本のビジネスにマッチしたUI

導入効果

  • グループ会社同士での設備共有で柔軟な施設利用が可能に
クルーズ株式会社 インタビュー

御社のご紹介をお願いします。

鈴木 様(以下、敬称略):
クルーズは、今日まで創業17年の中で5回以上メイン事業を転換しながらも、最高売上更新数14回、営業利益赤字は一度もありません。そして、2018年、「時価総額1兆円」と「インターネットの時代を動かす凄い100人を創る」ことを超長期的目標に掲げ、全ての事業を子会社化し、純粋持株会社となりグループ経営への移行を決定しました。これに伴い、SHOPLIST事業も会社分割し、クルーズ株式会社は事業を持たない投資会社の位置付けでグループ運営を行なっています。

また、超長期的目標の実現に向け、次世代の事業の誕生と成長、次世代の経営者の誕生と成長、永遠のベンチャースピードを手に入れるための仕組み「CROOZ永久進化構想」を構築しました。

1 社で1 兆円は困難ですが、優秀な経営者が 100 人集まり、1人100 億円の事業を生むグループ経営にすることが、目標に近づく一つの方法だと考えました。
グループ経営を開始してから現在(2018年12月末時点)までで約30社の子会社を持つグループ会社となっています。

クルーズ株式会社 
技術統括担当執行役員
最高技術責任者CTO
鈴木優一 様

rakumoとG suite の連携でスムーズなアカウント管理を実現

以前からrakumoをご利用いただいていると思いますが、現在の変化にも対応できていますか?

鈴木:
はい。そもそもrakumoさんを導入したきっかけはゲーム事業を売却した2016年のことでした。当時は社内システムを自社開発で作っていたのですが、そのタイミングで方針を大きく切り替え、コアなシステムを除いてビジネスツールの一部はアウトソーシングしていくことに決めたのです。

すでにG Suite を導入していましたが、ユーザーのアカウント管理を煩雑にしたくないという管理者側の考えもあり、うまく連携できる使いやすいツールはないか探していたところrakumoさんを知ったというのがきっかけでしたね。

例えばアカウントをシステムの数だけ用意していると大変です。極端な話、社内システムが20個あれば、20回作業をしなくてはいけませんから。できればIDは一括管理したいので、G Suiteとrakumoの組み合わせのようにアカウントが自動で同期できるのがベストです。また、rakumoカレンダーはG Suite にはない日本のビジネスとマッチしたUIも良いですね。

現在、グループ経営となり約30社の子会社がありますが、どのように管理されているのですか?

小丹枝 様(以下、敬称略):
ひとつの会社をrakumoカレンダーの「所属グループ」として登録しています。さらに各部門をツリー構造にすることで、ひとつのドメインの中でも各子会社のスケジュールの把握ができるようになっています。

グループ経営となった現在、弊社には子会社がたくさん紐づいていますが、それぞれの子会社のスケジュールを管理するうえで一括管理が行えるため非常に助かっています。スケジュールも見やすいですし、子会社の切り替えも簡単なため、とても楽です。

鈴木:
ただ、これは嬉しいことでもあるのですが、子会社が増えているため、スクロールしないと所属グループのすべてが見えないようになっています。物理的な限界のため、仕方がないとは思いますが(笑)

技術統括部 小丹枝李華 様

rakumo カレンダーでグループ会社と統一したスケジュール管理が可能に

子会社とスケジュール共有する上でrakumoカレンダーの評価はいかがですか?

鈴木:
子会社が増えても基本的にメールアカウントを発行するのはG Suite だけにしていますので、その作業だけ行えば、スケジュール管理をしているrakumoカレンダーともすぐに連携可能です。ですから、別途グループウェア用のアカウントを作成しなくて済むのはとてもメリットが高いと思っています。

小丹枝:
確かに情シスとして運用はとても楽になっています。例えば組織編制に変更があっても、G Suite と連動しているため、どちらかに合わせるだけで良いのです。そのため作業的な負担は大きく減っていますね。

鈴木:
グループが今後も拡大をしていくことを考えると、子会社はこれからも増えていきます。ですから、システムのメンテナンス頻度を考えると、共有すべき情報はミニマムにしておきたいという考えがあります。それを念頭に入れた場合、rakumoカレンダーに記録できる情報だけでも十分なのです。

グループ会社同士の柔軟な施設共有にもrakumo カレンダーを活用

子会社の方から好評な機能などはありますか?

小丹枝:
rakumoカレンダーはUIが見やすく、直感的に操作しやすいため、とても使いやすいと評判です。また、各子会社はそれぞれでオフィス拠点を持っていますが、グループ内の他のオフィスの会議室の予約も簡単にできることがとても好評ですね。何か急な変更があってもすぐに反映されますので、困惑することもありません。

鈴木:
グループの会社同士で設備も共有するようにしています。各子会社がそれぞれのオフィス拠点を持っていると言っても、会議やイベントスペースが無いケースもあります。そのため大きなイベントの際には本社の会議室を使用する場合もあります。基本的に社員は全員rakumoカレンダーに登録していますので、社員全員が施設を共有することが可能です。

今後の目標はありますか?

鈴木:
先ほども少し触れましたが、認証システムの一元化は続けたいですね。G Suite で管理しているIDの他にも、Active Directory系統、そして以前からのシステムも残っていますので、これらを徐々に統一させていきたいと考えています。また、情シスの負担を減らすためにAPI経由で操作できるシステムにしていきたいです。コマンド一つで関連システムが全部管理できると、より便利になりますね。

小丹枝:
現在、情シス2名で子会社を管理しています。子会社が増えていくと負担が大きくなりますので、本来であれば子会社の中にも情シス担当がいるのが理想的です。ただし、IT関連の会社ばかりではありませんので、ITに関する理解度に差異があります。そのため、それぞれの会社ごとに情シスの仕事ができるような人材を育成すべく、各社の状況に合わせた教育プログラムを作りたいと思っています。

本日はありがとうございました!

取材時期:2019年1月)

会社名:クルーズ株式会社

代表者:小渕宏二

資本金:4億5,455万円

URL:https://crooz.co.jp/

事業内容:純粋持株会社として当社グループの経営戦略の立案、及び子会社への投資、経営目標の立案・実行の支援

従業員数:226名(連結)※2018年12月31日時点

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*掲載内容は取材時点のものです。

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